誕生から数十年を経てもタイムレスな魅力を放つ名作チェア。



インテリアを格上げする存在感と、芸術作品とも呼べる美しい見た目を備えています。



在宅ワークやステイホームによって、家で過ごす時間が増えた今日。



日常をワンランクアップさせる、こだわりの一脚を見つけてみてください。









CH24    by Hans J. Wegner





「Yチェア」の愛称で親しまれている、北欧家具の巨匠ハンス・ウェグナーの代表作。



1950年からCarl Hansen & Son社で生産されている、デーニッシュモダン不朽の名作です。



奥行きのあるゆったりとした座面と、程よいクッション性を備えたペーパーコードが体を包み込む、優しい座り心地になっています。



お部屋の雰囲気に合わせて、フレームの木材と仕上げ方法を選ぶことができるというのもポイント。









3107   by Arne Jacobsen





「セブンチェア」の愛称で親しまれる、アルネ・ヤコブセンの代表作。



先に発売された「ANTチェア」の座り心地や機能面を改良し、フリッツ・ハンセン社から発売されました。



スタッキング可能(積み重ね可能)で使い勝手が良く、カラーバリエーションやマテリアルも豊富なので、様々なタイプのインテリアに合わせたり、アクセントにすることができます。









PH28      by Pierre Jeanneret





近年世界的に人気が高まっている、チーク材に藤編みを組み合わせた、ピエール・ジャンヌレの「PH28」。



もともとはル・コルビュジェが都市計画を手がけた、インド・チャンディーガルの公共施設などのためにデザインされたものでした。



ジャンヌレの家具が再評価されるようになり、現在はインドのファントム・ハンズが復刻品を生産しています。









MRチェア  by Mies van der Rohe





冷たい印象になりがちなスチールパイプのフレームを曲線にすることで、しなやかな弾力性と優雅なデザインとなっているMRチェア。



牛革のタイプが最も一般的ですが、ラタンのタイプも。



「Less is more」という言葉を残した近代建築の20世紀三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエらしく、ミニマルなデザインの椅子です。









さいごに



一生ものの名作椅子をご紹介しましたが、難点としては少々値が張るというところです。



しかし最近では低価格で手に入れることができるリプロダクト製品も広く流通しています。



幸福度の高い北欧諸国では、椅子にこだわっている人が多くいるそう。



家で過ごす時間をさらに快適にするために、こだわりの一脚を見つけてみてはいかがでょうか。